映画「風琴」〜あるリードオルガン 修復家のあしあと〜 

長野在住の調律師 和久井輝夫さんと、今に残る貴重な足踏みオルガンの数々、日々暮らしの中でオルガンを奏で一緒に歌う人たち。次世代へと受け継ぐ様子。映像と高音質の音楽でお届けします!
監督・脚本:黒瀬政男、製作プロデューサー:善沢志麻 出演:和久井輝夫、中村証二 他

・2023年秋から撮影を開始。2024年11月に本編が完成しました。

・公開時期は2025年の予定ですが、後日HPを開設し詳細を発表させていただきます。

・上映、公開のための資金のクラウドファンディングを実施しました(2024年11月8日まで)。目標額を超えるご支援を賜り心から感謝申し上げます。

・2024年12月9日(月)名古屋 で完成記念試写会を実施します。

100年前のオルガンの大袋の張り替え中 の和久井さん。

和久井輝夫「映画風琴」

修復したオルガンのチェックしているところ。高野辰之記念館にて。

この映画について:

ドキュメンタリー映画「風琴」〜あるリードオルガン修復家のあしあと〜

解説

昔、学校の教室で見かけた、木製の足踏みオルガンは明治時代に「風琴」と呼ばれていた。このオルガンは、今どうなっているのか。現在、足踏みオルガン(リードオルガン)を製造するメーカーはどこにも無い。長野県在住の修復家 和久井輝夫さん(1937年生まれ)は、リードという金属片が振動して鳴るこの複雑なオルガンを、修復しメンテナンスができる数少ない存在だ。和久井さんの行う修理の様子や、貴重な調律風景が見られる、リードオルガンの魅力を支える人々を描いたドキュメンタリー。

足踏みによって風をコントロールする独特の優しい音色を、大切にしている人たちを長野、松山、倉敷、神戸、東京他で取材した。また修復家が激減し、この遺産をどう継いでゆけばよいかという未来像を、プロデューサーの善沢が独自の思いを込めて追求した。

映画では、11人によってそれぞれ奏でられる貴重なオルガンの音も楽しめる。意外と知られていない足踏みオルガンの特徴や構造については、リードオルガン奏者の第一人者である中村証二さんの説明が秀逸。丁寧に追った映像とともに、外からは見えない楽器の様子も見どころ。世代を超えて、古いものが、いま新しい。

  • 出演 和久井輝夫、中村証二 ほか
  • 監督・構成 黒瀬政男 製作プロデューサー 善沢志麻
  • 上映時間 約85分 公開時期未定
  • 製作 映画「風琴」製作実行委員会
  • ロケ地 長野県須坂市、東京、神戸、松山、他

和久井 輝夫(わくい てるお)さん

調律師。歴史的リードオルガン の修復家。1937年長野県出身。河合楽器製作所のピアノ調律師を経て独立。1980年代、全国の教会などから リードオルガンの修理、調律の依頼が舞い込む。その後、国内のリードオルガン生産が終了し、メンテナンスできる技術者が激減、楽器存続が危ぶまれた時期にも、和久井さんが地道にかつ精力的にオルガンに向き合い、本来の楽器の姿へと力を尽くした。パイプオルガンや電子オルガンの導入で捨てられそうになったオルガンを各地の演奏者たちとの連携で救済し、手をかけてやれば、将来何年でも美しい音色を奏でられることを人々に伝え、やがて日本ならではの独自のオルガン復興を果たしたといえる。現在は長男の真人さんと協力しながら、 国内外のオルガンや120年以上前の貴重な銘器の修復に携わり、再び奏でられた芳醇な音色が、幅広い世代から喜ばれている。

→神戸でのロケ:2023年 10月25日コンサート

★映画「風琴」を応援してくださる皆様に、心から感謝申し上げます。★
公開に向けて応援資金のご寄付も受け付けておりますので、コウベレックスまで、メールorお電話で連絡くだされば幸いです。

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クラウドファンディングは終了しました。現在の状況をアップデート記事がご覧になれます。2024年9月9日〜11月8日。

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