映画「風琴」〜あるリードオルガン 修復家のあしあと〜
長野在住の調律師 和久井輝夫さんと、今に残る貴重な足踏みオルガンの数々、日々暮らしの中でオルガンを奏で一緒に歌う人たち。次世代へと受け継ぐ様子。映像と高音質の音楽でお届けします!
監督・脚本:黒瀬政男、製作プロデューサー:善沢志麻 出演:和久井輝夫、中村証二 他
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クラウドファンディングのページはこちらです。現在の様子がご覧になれます。ぜひ、応援をよろしくお願い申し上げます。2024年9月9日〜11月8日。
100年前のオルガンの大袋の張り替え中 の和久井さん。
修復したオルガンのチェックしているところ。高野辰之記念館にて。
この映画について:
長野県須坂市在住の調律師 和久井輝夫さんのドキュメンタリー。大正、昭和時代を経て各地で使われずに残されていた足踏みオルガンの調整や復興を多く手がけ、次世代へと受け継いでいる様子を映像化。2023年10月長野県須坂市からロケをスタートしました。今では新しいオルガンは製造できません。残された楽器から学ぶこと。懐かしい音色が今に蘇り、演奏法や修復を通じて広がる輪。音楽愛好家だけでなく、子供達や学校で観てもらえるようにと考えています。
2024年9月現在、ほぼ編集が終わり完成間近です。全国公開は来年になりますが、現在、配給などの準備にとりかかっております。
和久井 輝夫(わくい てるお)さん
調律師。歴史的リードオルガン の修復家。1937年長野県出身。河合楽器製作所のピアノ調律師を経て独立。1980年代、全国の教会などから リードオルガンの修理、調律の依頼が舞い込む。その後、国内のリードオルガン生産が終了し、メンテナンスできる技術者が激減、楽器存続が危ぶまれた時期にも、和久井さんが地道にかつ精力的にオルガンに向き合い、本来の楽器の姿へと力を尽くした。パイプオルガンや電子オルガンの導入で捨てられそうになったオルガンを各地の演奏者たちとの連携で救済し、手をかけてやれば、将来何年でも美しい音色を奏でられることを人々に伝え、やがて日本ならではの独自のオルガン復興を果たしたといえる。現在は長男の真人さんと協力しながら、 国内外のオルガンや120年以上前の貴重な銘器の修復に携わり、再び奏でられた芳醇な音色が、幅広い世代から喜ばれている。
【多数の修復楽器中、特に歴史的に貴重なもの】
宮内庁楽部・聖グレゴリオの家・倉敷教会等:ハルモニウム
明治村聖ヨハネ教会堂・明治学院:足鍵盤付大型リードオルガン
その他、陸前高田で津波に被災した海保製オルガンなど
→神戸でのロケ:2023年 10月25日コンサート
★映画「風琴」を応援してくださる皆様に、心から感謝申し上げます。★
公開に向けて応援資金のご寄付も受け付けておりますので、コウベレックスまで、メールorお電話で連絡くだされば幸いです。
映画「風琴」サポーター 案内チラシ→こちらからダウンロードしてください。