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21-21 design sight

コンサートも美術館も、いま、自分ならどうするか、と考える作業。

ここ六本木の都会のど真ん中。最近は綺麗に整備された緑があるもんですね。

音響や映像を使った展覧会に寄ってみました。巨大スクリーンの前に自由に座ってよし(総じて日本人はおとなしいけど)。階段に腰掛けると、ウーファーの振動が身体に伝わって来る。体験というのは意外と目新しいわけではなく、同じことの繰り返しと思いつつ。こういうの創るのは面白くて毎日ワクワクだろなー。

ハルモニウム

ハーモニウム

珍しい楽器を触らせてもらいました。フランス製ハルモニウムです。リードオルガンはリードに空気を吸い込み発音しますが、こちらは逆です。ペダルも重く、どっしりとした質感で発音が安定しています。空気がなくなる感覚は、リードオルガンとは随分と感触が違う。

高音部に16フィートがたくさんあるのは、フランスのロマンティックオルガンを模しているからでしょうか。思った以上に重厚な音色。

来月、コンサートで使われるので、ライブ録音が楽しみ。

Silfra ヒラリー・ハーン

ヒラリー・ハーン グリーンハウススタジオ silfra

B面は見た目に涼しげなレーベル。魚がおよぐ。

毎日、熱中症のニュースが飛び込んでくる。日々どうやって快適に過ごそうかと思う。でも相変わらず元気です。

人気ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンが心の赴くままにプリペアドピアノのハウシュカとセッションした録音レコードを久しぶりに聴いてみた。ピアノの弦を叩いたり、弦の上にプラスティックのボールや金物を置いたりして、いろどりやエッジを添える。電子的エフェクトは最小限なのか、刺激的すぎず耳に楽しみをあたえてくれる。

アイスランドの Greenhouse スタジオで収録したという録音風景を動画で見る。こんな自然豊かで、ゆったりした空間で仕事できるといいな〜。誰か、たっぷりと資金を出してくれんかな〜。

楽友協会での演奏会

ウィーンフィルを聴きに行きました。指揮はズビン・メータの予定だったけど体調不良のため急遽、オロスコ=エストラーダに。

しかし、お蔭で良い席ばかりをとってもらったのでいろいろな角度で楽しめてラッキーだった。

たとえば、写真左は楽友協会の平面中央席より撮影。客席が少し低い位置なので、音は上に行ってしまう。輪郭は出ないので洗練された響きはないけど、音楽を楽しむには実にリラックスした環境。

さらに、中央通路の席(足が伸ばせるよ)にも座ってみた。眺めよろしく音響バランスもよいし、王様の席だ。定期は(チケットが一般販売されていないので)上流の社交場となっていてマダム達の様子をしばし観察。。

一方、翌日のソワレコンサートでは指揮はダニエル・ハーティングに。客層も一般的。ステージ右のバルコニー席。目の前は録音用マイクの吊りケーブルが張られていて、どのマイクが何を狙っているとか、TVで見えなかった部分がよく判る。ステージは老舗ならではの使い込まれた床をところ狭しと工夫が凝らしてあったり、指揮者の譜面台もガタガタだ。音響は言うまでもがな…。楽しい観覧席。

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ウィーン・ニコライ・カルテット

ここはマーラーザールといって、長細い部屋。オペラの時には休憩室として使われているそうです。

先週、ウィーンへ行ってきました。国立歌劇場の室内楽コンサートそして、Musikverein(楽友協会)でのウィーンフィル定期及びソワレを楽しみました。お天気に恵まれ、4月なのにとても暑かった。

写真左はウィーンフィルのメンバーで結成しているニコライ・カルテット(今秋、初来日だそうです)。美しさと調和と富んだ落ち着いたベートーヴェンop.59-2番、3番に感動。

しかし、弦楽四重奏の楽章間で毎度、毎度、盛大な拍手が入ってしまうのは、ウィーン流???まさかねえ。

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空気は動く

koberecs 松蔭オルガン

この楽器が建造されているのを見学していた私。演奏者も調律師もその頃は生まれたばかりだったと。。

先週、鈴木優人さんのご好意で某レコーディングに立ち会わせてもらった。エンジニアさんにお話しをきいたり、機材のことだけでなく、時間の使い方や進め方など、大変参考になることばかり。

一方で、純粋にオルガンの音の成り立ちも楽しむことができた(今更ながらですが)。パイプが1本1本違う場所から音が出るので、くるくると発音の位置が変わるわけで、楽器の近くで聴くと超ミラクル。異次元空間であります。これも見事な演奏者のパフォーマンスですね。

空気がとまる

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先日、商工会でフィルムコミッションの話を聞いた。国内外の有名な映画には、地元の知ってる場所がたくさん出てくる。でも、これだけ同じような地元の風景を、制作物の中で見るにつけ、いかに修正編集されたものが多いかを知ることになる。

電柱や不要な建物、空の色を変えるなど、少しでもレタッチすることによって、私は「風や空気が止まって見える」。最近テレビドラマの映像の風景が妙に不自然に見えるのはそういうこと。それは音源制作でも常日頃感じていることです。

空気が止まる、すなわち深呼吸ができない家の中にいるようなストレスなのよね。

やってみなきゃね

高田努 ストロボ

本来は部屋を真っ暗にするとよく見えます。

子供の頃ピアノを調律してくれていた高田努さんが、先日我が家に来られて、特別な装置で音響実験を見せてくれた。高田さんお手製のオモシロ道具達にワクワク。中でもピアノ弦に周波数を調整したストロボをあてて、目でその様子を捉えることができるオリジナルの装置は知る人ぞ知るモノ。日頃、演奏で意識していなかったピアノの弦の鳴りや実際の動き方を体感できるので、とても勉強になる。

音響学っていうと難しいし、情報だけならば今はどこでも簡単に入手できるけど、こうやって遊びを通して体験することが大事なんだ。私の周りにはこうやって気楽に楽しませてくれる方がおられて、かけがえのない宝だと感じました。

朝からカンタータ

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Bach のカンタータ4番「キリストは死の縄目につながれたり」BWV4 リヒターのレコードを聴いています。受難復活のコラールがこんなにもわかりやすく伸び伸びとアレンジされていると、Bachがますます身近な存在に感じます。

重くするにもオリジナルで十分すぎる内容のコラールなのです。

明日は神戸の震災のメモリアルですね。生きるということはどんなことがあっても、今日1日重すぎずに重みを感じる勇気がいるのです。

久々に小林道夫さんが神戸にこられて4番を指揮をされます。ライブ録音が楽しみです。

 

島での録音

ドイツのクリスマスプレゼントをもらいました。

IMG_2120近くて便利な場所、淡路島。今回は現代曲2曲の収録だった。珍しくまだ明るいうちに明石大橋を渡って神戸に戻れました。晩は神戸ビーフ(滅多に食べない)を堪能。